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機械・材料・海洋系工学専攻(博士課程前期)

  1. 教育システムとカリキュラム基本構造
  2. 教育課程プログラムと成績評価基準
  3. 入学から修了までの学修指導の方針

教育システムとカリキュラム基本構造

教育課程の編成方針

理工学府機械・材料・海洋系工学専攻(博士課程前期)の教育課程は、学府共通科目、専攻共通科目および専門科目により授業科目を開設するとともに、研究指導の計画を策定し、学府・専攻および教育プログラム(修士の学位を授与する教育課程プログラム)ごとに体系的に編成するものとする。
教育課程の編成に当たっては、専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力を修得させるとともに、当該専攻分野に関連する分野の基礎的素養が身につくよう適切に配慮するものとする。
各授業科目は、情報系科目群、理学系科目群、工学系科目群および実務系科目群に分け、これを各年次に配当して編成するものとする。

修士(TED)教育プログラム

■学府共通科目は、

( )内の数字は単位数を表す。

理学系科目群

光・電子材料学概論 (2)、 ナノ物性物理科学 (2)、 磁気科学概論 (2)、 低温物理学 (2)、 宇宙素粒子物理学概論 (2)、微生物応用学 (2)、 先端機器分析特論 (2)、 数理科学 代数 (2)、 数理科学 幾何 (2)、 数理科学 解析 (2)、 数理科学 データ・サイエンス (2)、固体化学 (2) から編成

情報系科目群

数値流体工学 (2)、 量子統計力学 (2)、 信号理論 (2)、 知能システム論 (2)、 プロセス計測学 (2)、 分子統計力学 (2)、 数理科学 確率・統計 (2) から編成

工学系科目群

乱流現象論 (2)、 多機能性複合材料概論 (2)、 波浪と船体運動 (2)、 海洋資源エネルギー工学入門 (2)、 エネルギーシステム論 (2)、 VLSIシステム設計 (2)、 マテリアルインテグレーション (2)、 伝熱工学特論 (2)、 移動現象特論 (2)、 先端燃料電池技術 (2)、 触媒化学 (2)、 高分子設計学 (2)、 先端ITエレクトロニクス技術が支える未来講座 (2) から編成

実務系科目群

理工学府MPBL (2)、 Presentation English (2)、 理工学府海外インターンシップ (2)、 イノベーションと起業Ⅱ (2)、 プロジェクトマネジメント (2)、 Professional Ethics in EU & US (2)、 グローバル企業における効果的な事業計画策定 (2)、 グローバルスタンダードの次世代ビジネススキル (2)、 イノベーションと課題発見Ⅰ (2)、 イノベーションと課題発見Ⅱ (2)、標準化とビジネス (2)、神奈川県の取り組む技術課題 (2) から編成

■専攻共通科目は、

理学系科目群

結晶の変形・破壊幾何学 (2) から編成

情報系科目群

システムモデリングと制御 (2)、 数値流体解析演習 (2)、 数値構造解析演習 (2) から編成

工学系科目群

強度設計特論 (2)、 成形加工学 (2)、 乱流工学概論 (2)、 航空宇宙利用工学 (2)、 圧縮性流体力学 (2)、 マルティボディダイナミクス (2)から編成

■専門科目は、

理学系科目群

固体物性学 (2)、 材料組織計算学 (2) から編成

情報系科目

知能ロボットエージェント (2) から編成

工学系科目群

メカトロニクスデザイン (2)、 高速機械加工論 (2)、 破壊強度学 (2)、 希薄気体力学 (2)、 アドバンスト ロボティクス (2)、 連続体力学 (2)、 応用流体力学 (2)、 アクチュエータ設計論 (2)、 マイクロマシン工学 (2)、 複合伝熱論 (2)、 応用熱流体工学 (2)、 サイバーロボティクス (2)、 センシング工学 (2)、 機械工学演習A (2)、 機械工学演習B (2)、 機械工学演習C (2)、 機械工学演習D (2)、 拡散変態特論 (2)、 高温構造材料設計工学 (2)、 材料工学演習A (2)、 材料工学演習B (2)、 材料工学演習C (2)、 材料工学演習D (2)、 船舶海洋構造設計学 (2)、 浮体運動工学 (2)、 海洋開発工学 (2)、 海上交通安全工学 (2)、 リスクベースによる規則制定手法 (2)、 海洋産業特論 (2)、 海洋宇宙システム工学演習A (2)、 海洋宇宙システム工学演習B (2)、 海洋空間システムデザイン演習C (2)、 海洋空間システムデザイン演習D (2)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering A (1)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering B (1)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering C (1)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering D (1)、 日伯特別講義 A (4)、 日伯特別講義 B (2)、 日伯特別講義 C (4)、 日伯特別講義 D (2)、 材料強度・破壊力学特論 (2)、 宇宙航行体軌道論 (2)、 航空機空力設計論 (2)、 宇宙環境利用科学 (2)、 宇宙機システム学特論 (2)、 航空宇宙工学演習C (2)、 航空宇宙工学演習D (2)、 エネルギー機械システム設計 (2)、 ナノ材料工学概論 (2)、 構造材料特論 (2)、 船舶設計システム工学論 (2)、 材料機器分析概論 (2)、 反応性気体力学 (2)、 宇宙推進工学 (2) から編成

実務系科目群

機械工学インターンシップL (4)、 機械工学インターンシップM (2)、 機械工学インターンシップS (1)、 先端材料工学特論 (1)、 材料工学インターンシップ L (4)、 材料工学インターンシップ M (2)、 材料工学インターンシップ S (1)、 海洋宇宙システム工学学外演習 (2)、 海洋宇宙システム工学海外特別研修 (2)、 海洋空間実践演習 (4)、 海洋宇宙システム工学実践演習 (4)、 海洋宇宙システム工学インターンシップL (4)、 海洋宇宙システム工学インターンシップM (2)、 海洋宇宙システム工学インターンシップS (1) から編成

1年次
2年次

研究指導の計画方針

修士(TED)教育プログラム

1年次に指導教員を決め、指導教員の指導のもとにテーマと年次研究計画を作成する。専門分野の内容に応じた演習、輪講などを通して指導教員の指導のもとに研究を遂行する。また1年次修了時に研究成果の中間発表を行い、今後の研究方針等をまとめる。2年次の初期に指導教員の指導のもとに研究の年次計画を作成し、指導教員の指導のもとに研究を遂行する。研究成果の中間発表を行い、指導教員のもとに修士論文を作成する。修了時には修士論文の審査と学力試験を実施し理工学府教授会(理工学府代議員会)の議を経て、学位(修士)を授与する。

修士(工学)PED教育プログラム

下記のモジュールとスタジオ科目から編成される

モジュール
(1) 加工システム設計A(4)
(2) 加工システム設計B(4)
(3) 加工システム製作A(4)
(4) 加工システム製作B(4)
(5) 熱流体システム設計A(4)
(6) 熱流体システム設計B(4)
(7) 熱流体システム製作A(4)
(8) 熱流体システム製作B(4)
(9) 統合システム設計A(4)
(10) 統合システム設計B(4)
(11) 統合システム製作A(4)
(12) 統合システム製作B(4)
(13) 材料設計スタジオ(4)
(14) 材料創製スタジオ(4)
(15) 組織制御スタジオ(4)
(16) 材料特性スタジオ(4)
(17) 材料工学R&Dスタジオ A(4)
(18) 材料工学R&Dスタジオ B(4)
(19) 海洋空間流体力学スタジオA(4)
(20) 海洋空間流体力学スタジオB(4)
(21) 海洋空間構造力学スタジオA(4)
(22) 海洋空間構造力学スタジオB(4)
(23) 海洋空間利用スタジオA(4)
(24) 海洋空間利用スタジオB(4)
(25) マリタイムフロンティアサイエンススタジオA(4)
(26) マリタイムフロンティアサイエンススタジオB(4)
(27) 海洋空間R&Dスタジオ A(4)
(28) 海洋空間R&Dスタジオ B(4)
(29) 航空宇宙システムスタジオA(4)
(30) 航空宇宙システムスタジオB(4)
スタジオ科目

スタジオ科目は下記に示す通りである。

■学府共通科目は、

理学系科目群

光・電子材料学概論 (2)、 ナノ物性物理科学 (2)、 磁気科学概論 (2)、 低温物理学 (2)、 宇宙素粒子物理学概論 (2)、微生物応用学 (2)、 先端機器分析特論 (2)、 数理科学 代数 (2)、 数理科学 幾何 (2)、 数理科学 解析 (2)、 数理科学 データ・サイエンス (2)、 固体化学 (2) から編成

情報系科目群

数値流体工学 (2)、 量子統計力学 (2)、 信号理論 (2)、 知能システム論 (2)、 プロセス計測学 (2)、 分子統計力学 (2)、数理科学 確率・統計 (2) から編成

工学系科目群

乱流現象論 (2)、 多機能性複合材料概論 (2)、 波浪と船体運動 (2)、 海洋資源エネルギー工学入門 (2)、 エネルギーシステム論 (2)、 VLSIシステム設計 (2)、マテリアルインテグレーション (2)、 伝熱工学特論 (2)、 移動現象特論 (2)、 先端燃料電池技術 (2)、 触媒化学 (2)、 高分子設計学 (2) 、 先端ITエレクトロニクス技術が支える未来講座 (2) から編成

実務系科目群

理工学府MPBL (2)、 Presentation English (2)、理工学府海外インターンシップ (2)、イノベーションと起業Ⅱ (2)、 プロジェクトマネジメント (2)、 Professional Ethics in EU & US (2)、 グローバル企業における効果的な事業計画策定 (2)、 グローバルスタンダードの次世代ビジネススキル (2)、 イノベーションと課題発見Ⅰ (2)、 イノベーションと課題発見Ⅱ (2)、標準化とビジネス (2)、神奈川県の取り組む技術課題 (2)から編成

■専攻共通科目は、

理学系科目群

結晶の変形・破壊幾何学 (2) から編成

情報系科目群

システムモデリングと制御 (2)、 数値流体解析演習 (2)、 数値構造解析演習 (2) から編成

工学系科目群

強度設計特論 (2)、 成形加工学 (2)、 乱流工学概論 (2)、航空宇宙利用工学 (2)、 圧縮性流体力学 (2)、 マルティボディダイナミクス (2) から編成

■専門科目は、

理学系科目群

固体物性学 (2)、 材料組織計算学 (2) から編成

情報系科目

知能ロボットエージェント (2) から編成

工学系科目群

メカトロニクスデザイン (2)、 高速機械加工論 (2)、 破壊強度学 (2)、 希薄気体力学 (2)、 アドバンスト ロボティクス (2)、 連続体力学 (2)、 応用流体力学 (2)、 アクチュエータ設計論 (2)、 マイクロマシン工学 (2)、 複合伝熱論 (2)、 応用熱流体工学 (2)、 サイバーロボティクス (2)、 センシング工学 (2)、 拡散変態特論 (2)、 高温構造材料設計工学 (2)、 船舶海洋構造設計学 (2)、 浮体運動工学 (2)、 海洋開発工学 (2)、 海上交通安全工学 (2)、 リスクベースによる規則制定手法 (2)、 海洋産業特論 (2)、 海洋宇宙システム工学演習A (2)、 海洋宇宙システム工学演習B (2)、 海洋空間システムデザイン演習C (2)、 海洋空間システムデザイン演習D (2)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering A (1)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering B (1)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering C (1)、 Special Lecture on Ocean and Space Engineering D (1)、 日伯特別講義 A (4)、 日伯特別講義 B (2)、 日伯特別講義 C (4)、 日伯特別講義 D (2)、材料強度・破壊力学特論 (2)、 宇宙航行体軌道論 (2)、 航空機空力設計論 (2)、 宇宙環境利用科学 (2)、 宇宙機システム学特論 (2)、 航空宇宙工学演習C (2)、 航空宇宙工学演習D (2)、 エネルギー機械システム設計 (2)、 ナノ材料工学概論 (2)、 構造材料特論 (2)、 材料機器分析概論 (2)、 反応性気体力学 (2)、 宇宙推進工学 (2)

実務系科目群

機械工学インターンシップL (4)、 機械工学インターンシップM (2)、 機械工学インターンシップS (1)、材料工学インターンシップ L (4)、 材料工学インターンシップ M (2)、 材料工学インターンシップ S (1)、 海洋宇宙システム工学学外演習 (2)、 海洋宇宙システム工学海外特別研修 (2)、 海洋空間実践演習 (4)、 海洋宇宙システム工学インターンシップL (4)、 海洋宇宙システム工学インターンシップM (2)、 海洋宇宙システム工学インターンシップS (1) から編成

1年次
2年次

研究指導の計画方針

修士(工学)PED教育プログラム

1年次に指導教員と専門モジュールを決定する。指導教員とモジュールマネージャーの指導のもとに年次履修計画を作成し、指導教員とスタジオ担当教員の指導のもとにスタジオ課題と実施計画を作成する。専門分野の内容に応じた演習、輪講などを通して指導教員とスタジオ担当教員の指導のもとに研究を遂行する。またスタジオ課題実施発表会、中間発表会を行い、1年次修了時にスタジオ成果物を作成し提出する。2年次の初期に指導教員の指導のもとに専門モジュールを決定し、指導教員とモジュールマネージャーの指導のもとに年次学修計画並びにスタジオ課題と実施計画を作成する。指導教員とスタジオ担当教員の指導のもとに研究を行う。またスタジオ課題実施計画発表会を実施し、スタジオ成果物を作成・提出する。修了時にはポートフォリオの審査と学力試験を実施し理工学府教授会(理工学府代議員会)の議を経て、学位(修士)を授与する。

教育課程プログラムと成績評価基準

教育課程の実施方針

理工学府機械・材料・海洋系工学専攻(博士課程前期)の教育課程は、学府・専攻および教育プログラム(修士の学位を授与する教育課程プログラム)において、国際通用性のある質を保証された大学院博士課程前期教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次の取組を実施するものとする。

機械工学、材料工学、船舶海洋工学、航空宇宙工学は、ミクロな構成要素を組み合わせ、高度なシステムを作り上げる工学である。従って、科学を基礎に置く要素技術、要素の機能を引き出す設計技術、社会や環境との調和を図る生産技術を統合(シンセシス)して高度システムを構築することが不可欠である。そこで、各学問分野の専門性を深めつつ、学府共通の理学系科目群の修得を義務付け、これまでに実績のある機械工学・材料工学に関する広範囲な学問分野の教育に加えて、理学的な素養を培う。
本専攻においては、修士(工学)TED教育プログラム、修士(工学)PED教育プログラムのそれぞれにおいて、養成人材像に基づき科目と教育内容に明確な差異を設け、教育体系が区別されている。すなわち、修士(工学)TED教育プログラムにおいては専門的な知識の獲得と応用を視野に入れた工学系教育を行うことを、また修士(工学)PED教育プログラムにおいてはモジュールを設置し機械工学・材料工学・船舶海洋工学・航空宇宙工学分野における実践的な工学教育を行うことをそれぞれの目的としている。
さらに、両プログラムにおいて、全講義科目を英語で行うことで、国際性に富んだ人材を輩出できる教育体系を構築する。特に海洋空間分野では学外へのインターンシップ(海外へのインターンシップも可)を行うR&Dスタジオ科目を必修とすることにより、本分野で活躍できる実践的な人材育成を行うことを目標とする。

教育方法の特例

理工学府機械・材料・海洋系工学専攻(博士課程前期)の教育課程において、学生が職業を有している等の事情により教育上特別の配慮が必要な場合は、夜間その他特定の時間又は時期に行う授業又は研究指導など、次による教育方法の特例を実施する。

成績評価基準

理工学府機械・材料・海洋系工学専攻(博士課程前期)の成績評価は、「授業設計と成績評価ガイドライン」による全学統一の成績評価基準に基づき、WEBシラバス(Syllabus)に記載した成績評価の方法により総合判定し、成績グレード(評語)を「秀・優・良・可・不可」の5段階で表し、それぞれの授業科目の成績評価に対してGP(Grade Point)を与えるものとする。ただし、5段階の成績グレード(評語)で表し難い授業科目は「合格・不合格」で表し、GP(Grade Point)を与えないものとする。

成績評価の基準には、学修成果に係る評価指標として「授業別ルーブリック」を作成し、学生が学修する内容と学生が到達するレベルをマトリックス形式で明示するものとする。

評語 成績評価の基準 GP 評価点
履修目標を越えたレベルを達成している 4.5 100-90点
履修目標を達成している 4 89-80点
履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している 3 79-70点
到達目標を達成している 2 69-60点
不可 到達目標を達成していない 0 59-0点
履修目標と到達目標
  1. 履修目標は、授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標とし、より高度な内容は主体的な学修で身に付けることが必要であり、履修目標を超えると成績評価「秀」となる目標
  2. 到達目標は、授業を履修する学生が最低限身に付ける内容を示す目標とし、到達目標を達成すると成績評価「可」となる目標であり、さらなる学修を必要とするレベルを示す

入学から修了までの学修指導の方針

学修指導の方針

理工学府機械・材料・海洋系工学専攻(博士課程前期)の学修指導は、学生の多様なニーズや学修支援の効果等を踏まえて適切に実施するとともに、学府・専攻および教育プログラム(修士の学位を授与する教育課程プログラム)において次の取組を実施するものとする。

理工学府機械・材料・海洋系工学専攻(学修指導の方針)

修士(工学)TED教育プログラム

1年次
2年次
研究指導

修士(工学)PED教育プログラム

1年次
2年次
研究指導

長期にわたる課程の履修

理工学府機械・材料・海洋系工学専攻(博士課程前期)の教育課程において、学生が職業を有している等の事情により修業年限2年を超えて一定の期間にわたり計画的に課程を履修し、修了することを希望する旨を申し出たときは、その計画的な履修を認めることができるものとする。