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大学院の沿革

昭和 38(1963)年に新制大学で初めて大学院工学研究科修士課程が設置され、昭和 60(1985)年には博士課程が設置されました。 この時、分野を超えた領域で活躍できる人材の輩出の要請に応えるため、12学科まで細分化されていた学科を 4学科に改組しました。機械工学と金属工学が生産工学に、応用化学、材料化学(旧電気化学)、化学工学、安全工学とエネルギー材料研究施設が物質工学に、建築学、土木工学、船舶・海洋工学(旧造船工学)が建設学に、電気工学と情報工学が電子情報工学に改組し、第二部機械工学と応用化学は第二部生産工学と物質工学に改組し、勤労青年の教育のみならず、社会人の高等教育にも対応できるようにしました。

平成 9(1997)年 10月から知能物理工学が理工系教育の強化を目的に首都圏では数少ない新設学科として開設されました。一方、大学院工学研究科は上記改組時の生産工学、物質工学、計画建設学、電子情報工学に、平成 8(1996)年から独立専攻として人工環境システム学が加わり、5専攻の博士課程により編成されました。大学院には、本学工学部のみならず他学部や他大学からの学生、留学生、社会人学生ら毎年約 250名が前期課程(修士相当)に入学し、約 50名が後期課程(博士相当)に進学または入学し、発展しました。

平成 13(2001)年 4月に、工学研究科を改組し、工学府(教育組織)、工学研究院(研究組織)からなる大学院を設置しました。工学府においては、高度の専門教育と分野融合型科学技術に対応しうる広い視野からの教育を実現するために、従来の積み上げ型専攻である生産工学専攻、物質工学専攻、計画建設学専攻、電子情報工学専攻、知能物理工学専攻を共通の基盤に立つ専攻ごとに束ねた機能発現工学専攻、システム統合工学専攻、物理情報工学専攻の 3専攻へ改編しました。 また、改編後の専攻において、コース制を設けることにより高度できめ細かい専門教育を行う事が可能となりました。工学研究院においては、ものづくりにより人類社会に貢献するという工学の基本理念に基づき、「ものの創生」をキーワードとした「機能の創生部門」、「システムの創生部門」、「知的構造の創生部門」の 3部門が編成されました。

平成 30(2018)年 4月に、工学府を発展的に解消して新たに理工学府を設置しました。従来の 3専攻は、それぞれ、機械・材料・海洋系工学専攻、化学・生命系理工学専攻、数物・電子情報系理工学専攻へと改編しました。工学系教育分野の TED(T-type Engineering Degree)プログラムと PED(Pi-type Engineering Degree)プログラムに、理学系教育分野の PSD(Professional Science Degree)プログラムと理学プログラムが加わり、4つの教育プログラムによる専門教育へと発展しました。