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数物・電子情報系理工学専攻(博士課程後期)
教育システムとカリキュラム基本構造
教育課程の編成方針
博士課程後期においては、博士(工学)TED、博士(工学)PED、博士(理学)(PSD)、博士(理学)教育プログラムのそれぞれの教育分野における専門教育に関する科目のみを重点的に履修するとして、博士課程前期におけるような区分は行わない。
そのほかの科目の事項について説明する。
演習科目
それぞれの教育分野に応じた特別演習を研究指導科目とする。
スタジオ科目
博士課程前期と同じとする。
博士(工学)TED、博士(理学)PSD、博士(理学)教育プログラムは、以下の科目で構成される。
( )内の数字は単位数を表す。
医工学融合研究 (2)、アンテナ伝播特論 (2)、システム制御情報特論 (2)、 ディジタル回路特論 (2)、 データストレージ特論 (2)、 マイクロ波工学特論 (2)、 メカトロニクス特論 (2)、 光量子エレクトロニクス特論 (2)、 集積ナノデバイス工学特論 (2)、知能システム特論 (2)、 超伝導エレクトロニクス論 (2)、電力系統保護システム特論 (2)、 半導体デバイス特論 (2)、 符号理論特論 (2)、 量子効果デバイス特論 (2)、 量子集積デバイス特論 (2)、 生体医工システム特論 (2)、 ナノフォトニクス特論 (2)、 電気電子ネットワーク演習 (1)、 電気電子ネットワーク教育研修 (1)、 電気電子ネットワーク学外研修 (1)、 電気電子ネットワーク特別研究 (2)、 電気電子ネットワーク特別演習 (3)、 電気電子ネットワークコロキウムⅢ-1S (1)、 電気電子ネットワークコロキウムⅢ-2S (1)、 電気電子ネットワークコロキウムⅢ-3S (1)、 電気電子ネットワークコロキウムⅢ-1F (1)、 電気電子ネットワークコロキウムⅢ-2F (1)、 電気電子ネットワークコロキウムⅢ-3F (1)、 電気電子ネットワーク国際インターンシップ (1)、 情報システム演習 (1)、 情報システム教育研修 (1)、 情報システム学外研修 (1)、 情報システム特別研究 (2)、 情報システム特別演習 (3)、 情報システムコロキウムⅢ-1S (1)、 情報システムコロキウムⅢ-2S (1)、 情報システムコロキウムⅢ-3S (1)、 情報システムコロキウムⅢ-1F (1)、 情報システムコロキウムⅢ-2F (1)、 情報システムコロキウムⅢ-3F (1)、 情報システム国際インターンシップ (1)、 応用物理演習 (1)、 応用物理教育研修 (1)、 応用物理学外研修 (1)、 応用物理特別研究 (2)、 応用物理特別演習 (3)、 応用物理コロキウムⅢ-1S (1)、 応用物理コロキウムⅢ-2S (1)、 応用物理コロキウムⅢ-3S (1)、 応用物理コロキウムⅢ-1F (1)、 応用物理コロキウムⅢ-2F (1)、 応用物理コロキウムⅢ-3F (1)、 応用物理国際インターンシップ (1)、 ナノスケールマテリアルデザイン (2)、 量子系の数値シミュレーション (2)、 ナノ・マイクロ凝縮系物性論 (2)、磁気科学特論 (2)、 先端磁性物理学 (2)、 多重極限物性物理学 (2)、 新物質の物理学 (2)、 量子情報物理学特論 (2)、 超高速光科学特論 (2)、 精密レーザー分光特論 (2)、 テラヘルツ科学特論 (2)、 先端半導体物理学 (2)、 ナノスケール物性科学特論 (2)、 先端的表面計測特論 (2)、 高エネルギー宇宙線物理学特論 (2)、 宇宙素粒子物理学特論 (2)、 ニュートリノ物理学特論 (2)、 非線形波動 (2)、 物理工学特別演習 (3)、 物理工学特別輪講A (2)、 物理工学特別輪講B (2)、 物理工学教育研修 (1)、 物理工学学外研修 (1)、 物理工学特別研究 (2)、 数理科学特別輪講A (2)、 数理科学特別輪講B (2)、 数理科学特別輪講C (2)、 数理科学特別輪講D (2)、 数理科学特別演習 (3)、 数理科学学外特別研修 (1)、 物性物理特論 (2)、 スピントロニクス特論 (2)、 ヒューマンセンシング工学特論 (2)、 電気機械エネルギー変換工学特論 (2)、 進化的知能 (2)、 冷却原子と光科学特論 (2)
履修指導と研究指導
博士(工学)TED、博士(理学)PSD、博士(理学)教育プログラム
1年次
- 指導教員と研究テーマの決定
- 指導教員の指導のもとに年次履修計画の作成
- 指導教員の指導のもとに年次研究計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員による研究指導(専門分野の内容に応じた特別演習など)
- 研究の遂行
- 研究成果の中間発表
2年次
- 指導教員の指導のもとに年次履修計画の作成
- 指導教員の指導のもとに年次研究計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員による研究指導(専門分野の内容に応じた特別演習など)
- 研究の遂行
- 研究成果の中間発表
3年次
- 指導教員の指導のもとに年次履修計画の作成
- 指導教員の指導のもとに年次研究計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員による研究指導(専門分野の内容に応じた特別演習など)
- 研究の遂行
- 研究成果の中間発表
- 指導教員の指導のもとに博士論文の作成
修了時
- 所定単位の修得の確認
- 博士論文の提出
- 学位論文審査委員会の設置
- 学位論文審査会・最終試験(学力確認)
- 理工学府教授会(理工学府代議員会)による修了認定
- 学位(博士)の授与
博士(工学)PED教育プログラム
以下のモジュールとスタジオ科目で構成される
博士(工学)PED教育プログラムにおけるモジュールとスタジオ科目
(1) システム設計(システム設計実習)
(2) システムデバイス(システムデバイス実習)
(3) エネルギー・制御(エネルギー・制御実習)
(1)のモジュールに対するモジュール構成科目
アンテナ伝播特論、 マイクロ波工学特論、 ディジタル回路特論、 符号理論特論、知能システム特論、 生体医工システム特論、 電気電子ネットワーク国際インターンシップ、 進化的知能、 ヒューマンセンシング工学特論
(2)のモジュールに対するモジュール構成科目
半導体デバイス特論、 光量子エレクトロニクス特論、 データストレージ特論、 量子効果デバイス特論、量子集積デバイス特論、 集積ナノデバイス工学特論、 超伝導エレクトロニクス論、 ナノフォトニクス特論、電気電子ネットワーク国際インターンシップ、 スピントロニクス特論
(3)のモジュールに対するモジュール構成科目
システム制御情報特論、 電力系統保護システム特論、 メカトロニクス特論、 電気電子ネットワーク国際インターンシップ、 電気機械エネルギー変換工学特論
博士(工学)PED教育プログラム 履修指導と研究指導
1年次
- 指導教員と専門モジュールの決定
- 指導教員・モジュールマネージャの指導のもとに年次学修計画の作成
- 指導教員・スタジオ担当教員の指導のもとにスタジオ課題と実施計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員・スタジオ担当教員による研究指導
- スタジオ課題実施計画発表会
- スタジオ成果物の作成・提出
2年次
- 指導教員と専門モジュールの決定
- 指導教員・モジュールマネージャの指導のもとに年次学修計画の作成
- 指導教員・スタジオ担当教員の指導のもとにスタジオ課題と実施計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員・スタジオ担当教員による研究指導
- スタジオ課題実施計画発表会
- スタジオ成果物の作成・提出
3年次
- 指導教員と専門モジュールの決定
- 指導教員・モジュールマネージャの指導のもとに年次学修計画の作成
- 指導教員・スタジオ担当教員の指導のもとにスタジオ課題と実施計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員・スタジオ担当教員による研究指導
- スタジオ課題実施計画発表会
- スタジオ成果物の作成・提出
- 指導教員の指導のもとに博士論文の作成
修了時
- 所定単位の修得の確認
- 博士論文の提出
- 学位論文審査委員会の設置
- 学位論文審査会・最終試験(学力確認)
- 理工学府教授会(理工学府代議員会)による修了認定
- 学位(博士)の授与
研究指導の計画方針
- 博士(工学)TED教育プログラムにおいては、研究指導科目として電気電子情報工学特別演習を設置する。
- 博士(工学)PED教育プログラムにおいては、各モジュールは、研究指導科目であるスタジオ科目とモジュール関連講義科目で構成される。
- 博士(理学)PSD教育プログラムにおいては、研究指導科目として物理工学特別演習を設置する。
- 博士(理学)教育プログラムにおいては、数理科学特別演習を研究指導科目として設置する。
教育課程システムと成績評価基準
教育課程の実施方針
理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程後期)の教育課程は、学府・専攻および教育プログラム(博士の学位を授与する教育課程プログラム)において、国際通用性のある質を保証された大学院博士課程後期教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次の取組を実施するものとする。
- 現代の情報・通信技術における更なる発展は、様々な学問分野が相補的、補完的に革新を起こすことで達成される。新しいパラダイムシフトやイノベーションの創出と実現のために、数理科学、物理学、電気工学、電子工学、通信工学、情報工学、医療情報工学、応用物理学などの幅広い分野に及ぶ総合的・学際的教育の実現が求められている。本専攻は、博士(工学)TED、博士(工学)PED、博士(理学)PSDそして博士(理学)教育プログラムから構成され、各学問分野、学位種(理学・工学)の専門的知識を一層深化させ、実践的な研究者、技術者としてグローバルに活躍のできる創造的なリーダーを育成するための教育課程を展開する。研究指導科目において、課題発見・解決能力を培い、研究企画推進能力を伸長させる教育体系を構築する。すなわち、工学の分野で高度専門技術者・研究者としてのリーダーを育成する博士(工学)TED教育プログラム、実務家型技術者・研究者としてのリーダーを育成する博士(工学)PED教育プログラムにおいては、電気・電子・通信・情報工学に関する深い専門知識と技術を培うための教育を実施する。一方、新しい理学教育の概念に基づいた博士(理学)PSD教育プログラムにおいては、現代物理学、先端物理学に関する深い専門知識と技術を培うための教育を実施する。博士(理学)教育プログラムにおいては、数理科学に関する高度な専門知識と深い思考力、豊かな表現力を培うための教育を実施する。
- 博士(工学)TED教育プログラムにおいては、専門科目として電気・電子・通信・情報工学に関する広範囲かつ専門性の高い多彩な講義科目を展開し、学生の専門的志向に合わせて最先端の授業科目を受講できる体制をとると共に、理学系科目を設置し、理学的な素養を備えた実務家型技術者・研究者を育成するカリキュラムを構築する。研究指導科目として電気電子情報工学特別演習を設置する。
- 博士(工学)PED教育プログラムにおいては、電気・電子・通信・情報工学の各分野において専門性の高いモジュールを設置し、学生の専門的志向に合わせて最先端の授業科目を受講できる体制をとると共に、数理情報系科目を設置し、実務的素養と数理情報系の基礎知識を備えた高度技術者・研究者を育成するカリキュラムを構築する。各モジュールは、研究指導科目であるスタジオ科目とモジュール関連講義科目で構成される。
- 博士(理学)PSD教育プログラムにおいては、広範な数理科学、現代物理学、先端物理学をカバーする多彩な専門講義科目を設置し、学生の理学的専門知識をより一層深化させる教育体制を構築する。実践的な技術者・研究者としてグローバルに活躍するために必要な実務系(プロフェッション)・工学系科目の修得を可能なカリキュラムを構築する。研究指導科目として物理工学特別演習を設置する。
- 博士(理学)教育プログラムにおいては、高度な数理科学をカバーする専門講義科目を設置する。数理科学の各専門分野の基礎的な知識を有し、その知見を活用する能力を有するとともに、高度な専門性と、関連分野に対する広い視野を持つ技術者・研究者、及び教育者を育成するカリキュラムを構築する。博士課程後期では、数理科学特別演習を研究指導科目として設置する。
教育方法の特例
理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程後期)の教育課程において、学生が職業を有している等の事情により教育上特別の配慮が必要な場合は、夜間その他特定の時間又は時期に行う授業又は研究指導など、次による教育方法の特例を実施する。
- 長期履修学生とは、職業を有している等の事情により、標準修業年限(3年)を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修して課程を修了することが認められた者をいう。
- 長期履修学生に認定された者は、一般の学生とは異なり、修学年数に関係なく、標準修業年限(3年)分の授業料で修学することができる。
- 長期履修学生として申請することができる者は、社会人特別選抜に出願し合格した者(社会人合格者)で入学後も職業を有している者とする。
成績評価基準
理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)の成績評価は、「授業設計と成績評価ガイドライン」による全学統一の成績評価基準に基づき、WEBシラバス(Syllabus)に記載した成績評価の方法により総合判定し、成績グレード(評語)を「秀・優・良・可・不可」の5段階で表し、それぞれの授業科目の成績評価に対してGP(Grade Point)を与えるものとする。ただし、5段階の成績グレード(評語)で表し難い授業科目は「合格・不合格」で表し、GP(Grade Point)を与えないものとする。
成績評価の基準には、学修成果に係る評価指標として「授業別ルーブリック」を作成し、学生が学修する内容と学生が到達するレベルをマトリックス形式で明示するものとする。
評語 | 成績評価の基準 | GP | 評価点 |
---|---|---|---|
秀 | 履修目標を越えたレベルを達成している | 4.5 | 100-90点 |
優 | 履修目標を達成している | 4 | 89-80点 |
良 | 履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している | 3 | 79-70点 |
可 | 到達目標を達成している | 2 | 69-60点 |
不可 | 到達目標を達成していない | 0 | 59-0点 |
- 履修目標は、授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標とし、より高度な内容は主体的な学修で身に付けることが必要であり、履修目標を超えると成績評価「秀」となる目標
- 到達目標は、授業を履修する学生が最低限身に付ける内容を示す目標とし、到達目標を達成すると成績評価「可」となる目標であり、さらなる学修を必要とするレベルを示す
入学から修了までの学修指導の方針
学修指導の方針
理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程後期)の学修指導は、学生の多様なニーズや学修支援の効果等を踏まえて適切に実施するとともに、学府・専攻および教育プログラム(博士の学位を授与する教育課程プログラム)において次の取組を実施するものとする。
博士(工学)TED、博士(理学)PSD、博士(理学)教育プログラム
履修指導と研究指導
1年次
- 指導教員と研究テーマの決定
- 指導教員の指導のもとに年次履修計画の作成
- 指導教員の指導のもとに年次研究計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員による研究指導(専門分野の内容に応じた特別演習など)
- 研究の遂行
- 研究成果の中間発表
2年次
- 指導教員の指導のもとに年次履修計画の作成
- 指導教員の指導のもとに年次研究計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員による研究指導(専門分野の内容に応じた特別演習など)
- 研究の遂行
- 研究成果の中間発表
3年次
- 指導教員の指導のもとに年次履修計画の作成
- 指導教員の指導のもとに年次研究計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員による研究指導(専門分野の内容に応じた特別演習など)
- 研究の遂行
- 研究成果の中間発表
- 指導教員の指導のもとに博士論文の作成
修了時
- 所定単位の修得の確認
- 博士論文の提出
- 学位論文審査委員会の設置
- 学位論文審査会・最終試験(学力確認)
- 理工学府教授会(理工学府代議員会)による修了認定
- 学位(博士)の授与
博士(工学)PED教育プログラム
履修指導と研究指導
1年次
- 指導教員と専門モジュールの決定
- 指導教員・モジュールマネージャの指導のもとに年次学修計画の作成
- 指導教員・スタジオ担当教員の指導のもとにスタジオ課題と実施計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員・スタジオ担当教員による研究指導
- スタジオ課題実施計画発表会
- スタジオ成果物の作成・提出
2年次
- 指導教員と専門モジュールの決定
- 指導教員・モジュールマネージャの指導のもとに年次学修計画の作成
- 指導教員・スタジオ担当教員の指導のもとにスタジオ課題と実施計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員・スタジオ担当教員による研究指導
- スタジオ課題実施計画発表会
- スタジオ成果物の作成・提出
3年次
- 指導教員と専門モジュールの決定
- 指導教員・モジュールマネージャの指導のもとに年次学修計画の作成
- 指導教員・スタジオ担当教員の指導のもとにスタジオ課題と実施計画の作成
- 授業の履修
- 指導教員・スタジオ担当教員による研究指導
- スタジオ課題実施計画発表会
- スタジオ成果物の作成・提出
- 指導教員の指導のもとに博士論文の作成
修了時
- 所定単位の修得の確認
- 博士論文の提出
- 学位論文審査委員会の設置
- 学位論文審査会・最終試験(学力確認)
- 理工学府教授会(理工学府代議員会)による修了認定
- 学位(博士)の授与
長期にわたる課程の履修
理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程後期)の教育課程において、学生が職業を有している等の事情により修業年限3年を超えて一定の期間にわたり計画的に課程を履修し、修了することを希望する旨を申し出たときは、その計画的な履修を認めることができるものとする。