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数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)

  1. 教育システムとカリキュラム基本構造
  2. 教育課程プログラムと成績評価基準
  3. 入学から修了までの学修指導の方針

教育システムとカリキュラム基本構造

教育課程の編成方針

理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)の教育課程は、学府共通科目、専攻共通科目および専門科目により授業科目を開設するとともに、研究指導の計画を策定し、学府・専攻および教育プログラム(修士の学位を授与する教育課程プログラム)ごとに体系的に編成するものとする。
教育課程の編成に当たっては、専攻分野に関する高度の専門的知識及び能力を修得させるとともに、当該専攻分野に関連する分野の基礎的素養が身に付くよう適切に配慮するものとする。
各授業科目は、情報系科目群、理学系科目群、工学系科目群および実務系科目群に分け、これを各年次に配当して編成するものとする。

博士課程前期における履修指導と研究指導(修士(工学)TED、修士(理学)PSDおよび修士(理学)教育プログラム)

1年次
2年次
修了時

博士課程前期における履修指導と研究指導(修士(工学)PED教育プログラム)

1年次
2年次
修了時
研究指導の計画方針

教育課程プログラムと成績評価基準

教育課程の実施方針

理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)の教育課程は、学府・専攻および教育プログラム(修士の学位を授与する教育課程プログラム)において、国際通用性のある質を保証された大学院博士課程前期教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次の取組を実施するものとする。

現代の情報・通信技術における更なる発展は、様々な学問分野が相補的、補完的に革新を起こすことで達成される。新しいパラダイムシフトやイノベーションの創出と実現のために、数理科学、物理学、電気工学、電子工学、通信工学、情報工学、医療情報工学、応用物理学などの幅広い分野に及ぶ総合的・学際的教育の実現が求められている。本専攻は、修士(工学)TED、修士(工学)PED、修士(理学)PSD、修士(理学)教育プログラムから構成され、数理科学・情報・通信に関する知識を備え、各学問分野、学位種(理学・工学)の専門的知識を深めつつ、上記の相補性、補完性を活かす教育課程を展開する。すなわち、工学の分野で高度専門技術者・研究者を育成する修士(工学)TEDプログラム、実務家型技術者・研究者を育成する修士(工学)PEDプログラムにおいては理学系科目の修得を義務付け、これまでに実績のある電気・電子・通信・情報工学に関する広範囲な学問分野の教育に加えて、理学的な素養と、論理的思考力を培う。一方、新しい理学教育の概念に基づいた修士(理学)PSD教育プログラムにおいては、数理科学、現代物理学、先端物理学に関する専門知識と技術を培うための教育を実施するとともに、工学系・実務系(プロフェッション)科目の修得によりプレゼンテーション・コミュニケーション・ディスカッション能力に関する素養を涵養する。修士(理学)教育プログラムにおいては、数理科学に関する専門知識と思考力、表現力を培うための教育を実施するとともに、関連する分野への発展的応用力、積極的活用力を涵養する。さらに、すべてのプログラムにおいて、情報系科目群の履修を義務付け、自らの専門分野に情報技術を活用できる人材を輩出するための教育体系を構築する。

修士(工学)TEDプログラムにおいては、専門科目として電気・電子・通信・情報工学に関する広範囲で多彩な講義科目を展開し、学生の専門的志向を活かして選択的に受講できる体制をとると共に、理学系科目を設置し、理学的な素養を備えた高度専門職業人としての技術者・研究者を育成するカリキュラムを構築する。博士課程前期では電気電子情報工学輪講を研究指導科目として設置する。

修士(工学)PEDプログラムにおいては、電気・電子・通信・情報工学の各分野、及び、分野横断的なモジュールを設置し、学生の専門的志向を活かして選択的に受講できる体制をとると共に、数理情報系科目を設置し、実務的素養と数理情報系の基礎知識を備えた高度専門職業人としての技術者を育成するカリキュラムを構築する。各モジュールは、研究指導科目であるスタジオ科目とモジュール関連講義科目で構成される。

修士(理学)PSDプログラムにおいては、広範な現代物理学、先端物理学をカバーする多彩な専門講義科目を設置し、学生の理学的専門志向を満足させるとともに、伸長させる教育体制を構築する。高度専門職業人としての技術者・研究者をして身につけるべき実務系(プロフェッション)・工学系科目の修得が可能なカリキュラムを構築する。博士課程前期では、物理工学演習を研究指導科目として設置し、物理PSD演習とともに研究能力・問題解決能力の涵養を図る。

修士(理学)プログラムにおいては、広範な数理科学をカバーする専門講義科目を設置する。数理科学の各専門分野の基礎的な知識を有し、その知見を活用する能力を有するとともに、高度な専門性と、関連分野に対する広い視野を持つ高度専門職業人としての技術者・研究者、及び教育者を育成するカリキュラムを構築する。

教育方法の特例

理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)の教育課程において、学生が職業を有している等の事情により教育上特別の配慮が必要な場合は、夜間その他特定の時間又は時期に行う授業又は研究指導など、次による教育方法の特例を実施する。

成績評価基準

理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)の成績評価は、「授業設計と成績評価ガイドライン」による全学統一の成績評価基準に基づき、WEBシラバス(Syllabus)に記載した成績評価の方法により総合判定し、成績グレード(評語)を「秀・優・良・可・不可」の5段階で表し、それぞれの授業科目の成績評価に対してGP(Grade Point)を与えるものとする。ただし、5段階の成績グレード(評語)で表し難い授業科目は「合格・不合格」で表し、GP(Grade Point)を与えないものとする。

成績評価の基準には、学修成果に係る評価指標として「授業別ルーブリック」を作成し、学生が学修する内容と学生が到達するレベルをマトリックス形式で明示するものとする。

評語 成績評価の基準 GP 評価点
履修目標を越えたレベルを達成している 4.5 100-90点
履修目標を達成している 4 89-80点
履修目標と到達目標の間にあるレベルを達成している 3 79-70点
到達目標を達成している 2 69-60点
不可 到達目標を達成していない 0 59-0点
履修目標と到達目標
  1. 履修目標は、授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標とし、より高度な内容は主体的な学修で身に付けることが必要であり、履修目標を超えると成績評価「秀」となる目標
  2. 到達目標は、授業を履修する学生が最低限身に付ける内容を示す目標とし、到達目標を達成すると成績評価「可」となる目標であり、さらなる学修を必要とするレベルを示す

入学から修了までの学修指導の方針

学修指導の方針

理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)の学修指導は、学生の多様なニーズや学修支援の効果等を踏まえて適切に実施するとともに、学府・専攻および教育プログラム(修士の学位を授与する教育課程プログラム)において次の取組を実施するものとする。

修士(理学)TED、修士(理学)PSD、修士(理学)教育プログラム

1年次
2年次
修了時

修士(工学)PED教育プログラム

1年次
2年次
修了時

長期にわたる課程の履修

理工学府数物・電子情報系理工学専攻(博士課程前期)の教育課程において、学生が職業を有している等の事情により修業年限2年を超えて一定の期間にわたり計画的に課程を履修し、修了することを希望する旨を申し出たときは、その計画的な履修を認めることができるものとする。